聖地巡礼。(序-1)

今年は年初から飛行機に乗る機会が多く、9月にパリに行った辺りで、これまでふんわりとした野望だったANAのスーパーフライヤーズ(以下、SFC)の背中がちらっと見えた気がしました。ここ数年は年に1-2回、欧州を往復してたわけなんですが、大枚払って数万マイル乗る割りにはSFCには全然足りなくて、ちょっともったいないなとは思ってたんですよね。
今年は2月にフランクフルト、5月にバルセロナ、9月にパリと来た時点で28000ポイント(マイルとはちょっと違う。) 取るなら今年しかない!(5万ポイントでプラチナステータス=SFCになる。詳しくは、WEBで。)ということで、残り22000ポイントをどう取るか。

ネットで調べてみると、なにやら「SFC 修行」というワードだけで30万件も出てきて、みなさんいろいろ詳しく書いてある。中でも「OKAタッチ」と呼ばれる、沖縄をただ往復するだけ(那覇空港の3LコードがOKAなので那覇にタッチして帰ってくるという意味)という旅程が一番費用対効果が高いとのこと。プレミアムエコノミーでOKAタッチすると約5700ポインツ。でもこれだと沖縄を3往復しなければなりません。
ちょうど高校の同級生が沖縄に住んでいるので、久しぶりに沖縄もいいかとも思ったんですが、あと2回はただ往復するだけ。ただ校庭をぐるぐる回るだけみたいなマラソンが大嫌いな僕としては、如何せんつまらない。どうせならなにかにこじつけたい。ということでちょっと考えてみました。

やはりせっかくお金出して飛行機乗るわけですから、なにがしかの仕事をからめたい。仕事で行けそうな(行く意味がありそうな)国は3つ思い浮かびました。1つはパリで会った家具メーカーのあるタイ、タイは10月に家具の展示会があることが分かっていました。もう1つは同じくメゾンで会った陶磁器メーカーのあるポルトガル、もう1つはPINTDECORのイタリアです。
元々、東南アジアの展示会には、現地調査という意味で、そろそろ一度行っておきたいなと思っていたところでした。ポルトガルについては、まだそのメーカーとやると決まったわけではないので、ちょっと時期尚早かなと。PINTDECORは工房が隣の町に移転したということは聞いていたので行っては見たかったものの、特に行かなきゃいけないというほどの案件ではありませんでした。

じゃあタイは確定だと。あと1つどこにしようかな、なんて考えながら昔バンコクに行った時の写真をパラパラと見ていますと、これがとっても懐かしい。初めてバンコクに行ったのは2002年のお正月。「英語がしゃべれるようになりたい」ということで蝶理を辞めて、オーストラリアはメルボルンに遊学した帰りにストップオーバーで2週間ほど立ち寄った時です。(この辺の経緯についてはコチラを。)
日本を出る時には荒井注レベルだったのが、2ヶ月ほどオーストラリアにいて、このタイに戻ってきた時には日本人用のツアー(日本語でやる)ではなく、なんと英語のツアーに参加してたんですよね。イギリス人やアメリカ人の同行者と普通にコミュニケーションできることに、自分でこっそり驚いたのを覚えています。

そんなことをツラツラと思い出して、しばし懐かしさに浸っていると、1つのアイデアが浮かびました。「そうだ、メルボルンに行こう。」と。やはり30歳で蝶理を辞めて、オーストラリアに行って英語がしゃべれるようになって(今からすると拙い限りだったでしょうが)、長瀬に入って輸入をやらせてもらって、MBSを出て、今ビザインでドイツやイタリアと商売している今の僕の起点になったのは、間違いなくメルボルンです。
当時は「いつかまた来れたらいいな」くらいには思ってましたが、はっきり言ってオーストラリアは木材(紙パ含む)か羊毛くらいしか商売がない!(たぶん)「いつか商売が出来たら」なんて言ってたら、たぶん未来永劫行くことはないでしょう。笑

ポイント数など計算してみると、バンコクをプレミアムエコノミーで往復し、メルボルンを往路エコノミー、復路プレミアムエコノミーで往復するとほぼピッタリ5万ポインツ!行くしかない!このビッグメルボルンに! 笑
実は、会社を始めてからプライベートで旅行をするのはこれが初めて。正直なところ、単なるお遊びだけでオーストラリアを往復するなんて、ちょっと贅沢かなあ、、、と思う気持ちもありました。でもビザインを初めて10年が経ち、仲間も増えて、新しいブランドも始めて、いろいろなことが節目として感じられていた部分もあり、次なる10年へ向けて、もう一度初心に戻る、みたいなツアーをやってもいいんじゃないか、今だからこそ行っといた方がいいんじゃないかと自分に言い訳しまして、行ってきましたカンガルーの国。

ということで、10月-11月にバンコク、メルボルンと「30歳の自分に会う旅」をしてきた旅日記の序文です。
どうも長くてすみません。(続く)